今まで見た中で1番理不尽な怒られ方をされた男の話
その男は僕の高校時代のチームメートで野球部のエースであった男
その男のイニシャルはKK
生まれ持って既に2三振を奪っている男
僕たちは甲子園を目指して日々頑張っていたが、甲子園出場の夢は果たせなかった
僕が広めようとしている噂では現在このKKは甲子園への憧れがこじれすぎて
甲子園の土を秘密裏に手に入れ夜な夜なドリップしてコーヒーのように飲んでいるらしい
KK曰く、コーヒーと同じで土によって味が違うらしい
1998年の時のPL対横浜の壮絶な延長戦の時の土は苦味が強く、通好みとか。。
KKの夢は、1979年の箕島対星稜の伝説の試合の時の土を手に入れることだとかなんとか。。
KKとの初めての出会いは強烈であった
高校1年の春
当時KKは映画メジャーリーグでチャーリーシン演じる、リックボーンがつけているような黒縁メガネをつけていた
そして僕たちに「リックって呼んでくれ」と言い放ったのである
僕達はKKの名字の一部を取ってガヤと呼ぶことにした
そんなガヤと僕達も高校3年生になり最後の夏の大会を迎えることになった
大会前にチームに凄腕で有名な整体師の先生を呼ぶことになった
怪我があったり、疲れがある選手を見てもらう為である
まず一番手はチームの要であるエースのガヤが見てもらうことになった
施術の為、上半身裸になるように指示されたガヤ
先生の指示に従ってユニホームを脱ぐガヤ
そんなガヤの体を見て整体の先生は怒り口調でこう言った
「かー‼️胸毛なんて生やしやがって‼️」
そう、ガヤの胸にはメジャー級の胸毛が生えていたのである
すっかり自信を無くした整体の先生が誰の体を見ることもなく帰ったとか、帰らなかったとか。。
このガヤの無念の気持ちが通じたのか
今年の春の甲子園に我が母校が出場することになった
嬉しくもあり、楽しみである
そんな中でガヤはどうにか2024年春の甲子園の土を手に入れようと画策しているとかしていないとか。。
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